2010/06/9

ぱぱとままは、茨城県あやめまつりの帰りに、千葉県香取市佐原の小江戸めぐりをしました。



千葉県香取市  佐原の町並み
水運を利用して「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた佐原。
人々は、江戸の文化を取り入れ、更にそれを独自の文化に昇華していました。
その面影を残す町並みが小野川沿岸や香取街道に今でも残っています。
歴史景観をよく残し、またそれを活かしたまちづくりに取り組んでいることが認められ
平成8年12月、関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定。
昔からの家業を引き継いで今も営業を続けている商家が多く、
「生きている町並み」として評価されている。






佐原観光協会HP → 水郷佐原観光マップ




重要伝統的建造物群保存地区
 
伊能忠敬旧宅(寛政5年(1793)建築・国指定
史跡)のほか県指定文化財も8件(13棟)が
小野川沿いや香取街道沿いに軒を連ねる



小江戸めぐりといえば…
以前行った(紹介済み)、川越も有名です!

古い町並みと樋橋(といはし)
樋橋(別名じゃあじゃあ橋) 小野川にかかる橋。
江戸時代前期につくられた佐原村用水を小野川の東岸から対岸の水田に送るための大樋

300年近く使われ、戦前にコンクリートの橋になってからも橋の下側につけられた
大樋を流れる水が、小野川にあふれ落ちて「ジャージャー」と音を立てるので、
「じゃあじゃあ橋」の通称で親しまれていた。
今の橋は観光用につくられたもので、30分後とに落水させている。







この樋橋の落水は
「残したい日本の音風景100選」に選ばれた



国指定史跡 伊能忠敬旧宅
伊能忠敬が佐原で30年余りを過ごした母屋と店舗がそのまま残されている。
母屋は寛政5年(1793)忠敬自身が設計したものといわれている。
忠敬翁は18歳で伊能家の養子となり、醸酒業と米穀薪炭販売に精励すると共に、
村政の中心として活躍した。50歳で隠居をして、天文学や地理学を学び、
大日本沿海輿地図を完成させたことで広く知られている。
佐原が生んだ世界に誇る科学的地図を作成した偉人である。









伊能忠敬記念館

三菱館
 旧三菱銀行佐原支店(香取市所有)
県内でも有数の洋風建築。 イギリスより輸入したレンガを使った2階建て洋館
内部は吹抜けで2階に回廊がある。
屋根は木骨銅板拭き、正面建物隅にドームがある
川崎銀行佐原支店(開業明治13年)として、清水建設の前身である清水組が建設
本店(日本橋)と同時開業。現在は市に寄贈されギャラリーとしても活用されている。




2階の回廊


市の観光等のギャラリーとして活用
 
               正文堂                                        中村屋商店 
                                                    明治7年頃より代々荒物・雑貨・畳を商ってきた


 
          夢時庵 (仏蘭西料理のレストラン)                          美容室 



正  上
江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗。
創業は寛政12年(1800年)5月。現在は10代目。
戦後は佃煮の製造販売が主となった。
土蔵は明治初期の建築。江戸時代の店構が残る数少ない建築物であり、
当時の戸締りの方法である「よろい戸」方式が残っている。








この周辺は、映画やドラマ、CMのロケによく
登場するようです。

今日もロケの予定があるそうですが…
ロケ隊らしき人達はいましたが、
現場は発見できませんでした。
川越ほどゴタゴタしていなくて、落ち着いた雰囲気の町並みです。
観光客も川越に比べれば少ないのも良いですね。
いつまでも古い町並みを大切に保存してください。

残念なのは、食事をするところが少なく、あってもお店が小さいので、
食事をする場所を探すのが大変でした。
食事を済ませてから見物したほうが良いです!!