2012/8/2 暑い日が続いています、涼しいところへドライブ!! 野辺山の国立天文台に行ってきました。 10年ぶりの訪問になります。 |
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国立天文台 野辺山 大学共同利用機関法人自然科学研究機構の研究所のひとつを構成する国立天文台のうち、 国立天文台野辺山は、長野県南佐久郡南牧村野辺山に観測所があります。 この野辺山には、野辺山太陽電波観測所、野辺山宇宙電波観測所がおかれています。 国立天文台野辺山の設備は、全国はもとより世界中の研究者に解放し、国内外から多くの研究者が訪れて 電波天文学の研究や装置の開発・改良などを行っており、電波天文学における国際的な拠点としての役割を担っています。 また、南米チリにある「ASTE(アステ)望遠鏡」は野辺山から遠隔操作を行い、運用しています。 南米チリに大規模な干渉計をつくる「ALMA(アルマ)プロジェクト」にも参加しています。 《電波観測所の案内図≫ □■ 45m電波望遠鏡 ■□ 「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大の口径です 。この大口径を活かして天体からのかすかな電波をとらえます。 大きな望遠鏡は、傾けた時に自分自身の重さで鏡面が変形してしまいます。 そこでこの望遠鏡の骨組み構造は、鏡面が変形しても新しいパラボラ面を作り、 電波を効率よく集めるように設計されています(ホモロガス変形法)。 □■ ミリ波干渉計 ■□ 6台のアンテナ(直径10M)をケーブルでつないで同時に観測することで、 最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する解像力で天体画像を描き出します。 主に天体の様子を細かく調べることに威力を発揮してきました。 アンテナは専用の移動用台車を使い、最適な観測位置へと場所を変えることができます。 □■ 電波ヘリオグラフ ■□ 太陽専門の電波望遠鏡です。84台のアンテナ(直径80cm)を使い、直径500mの電波望遠鏡に相当する解像力を実現しています。 太陽表面の活動のタイムスケールは1秒以下のものから10年以上にわたるものまでさまざまですが、 最大で毎秒20枚の画像を得ることができる性能を活かし、ビデオカメラのように太陽の活動をモニターしています。 遠くから見るとスターウォーズの帝国軍兵士が整列しているような感じです。 □■ 太陽電波強度偏波計 ■□ 太陽全体からくる電波の強さと電波の特性(偏波)を測定し、太陽活動の様子を調べる装置です。 8台のアンテナを使い、7つの周波数を同時に観測しています。 3.75GHz帯の観測では、50年以上継続していて(アンテナは何回か更新しています)、 太陽の長期変動を調べるうえで、貴重なデータを取得しています。 年末年始以外は、いつでも見学できます。 入場無料。 日々の仕事のことは、一時忘れて、広い宇宙に思いを馳せましょう。 電波・周波数…という話になると頭が痛くなりそうです。 野辺山のホームページで詳細を紹介していますので、興味がある方は、 下のリンクをクリックしてください。 国立天文台 野辺山 |